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プロジェクト

人工つらら

芸術的・技術的な側面からつららを理解する取り組みとして、「回転式巨大つらら造形マシン」「人工氷柱製造装置」を制作。生成過程をコントロールすることで、自然界には存在しない人工つららの生成を試みました。

また、マシンの仕様設計から構築および開発の過程を通じて、つらら生成成功に向けた改良を継続的に行っています。

<回転式巨大つらら造形マシン>

冬の札幌ならではの寒さを利用して、回転しながら放射状のつららを自動生成する大規模なマシンを屋外で制作・展示しました。

人工氷柱マシン

<人工氷柱製造装置>

商業用の冷凍庫を改造して、つららの自動生成装置を制作しました。稲妻のようにジグザグと角のあるかたちのつらら「サンダーボルト」の生成過程を、リアルタイムで展示しました。

中谷宇吉郎

人工雪の生成に世界で初めて成功したことで有名な科学者 中谷宇吉郎の多様な側面を探ることで、札幌や北海道の暮らしを再考する試みです。

2016年2月の「さっぽろ垂氷まつり」では、中谷について関連映像とトークで科学史的視点から紹介するトークイベントを実施しました。

つらつら中谷②
つらつら中谷

つららの3Dスキャン

街の中や自然の中で見つけた天然のつらら、そしてマシンで製造した人工のつららを3Dスキャナーでスキャンし、データの収集をしています。

1年目である2015年度は、無色透明であるつららをどの様にしてスキャナーの赤外線に反応させるかなど、手探りの状態からノウハウを構築していきました。

2016年2月の「さっぽろ垂氷まつり」では、そのノウハウをもとにワークショップを行いました。

つららに見立てた氷にベビーパウダーや制汗スプレー、粉砂糖などを振りかけて、スキャナーでの読み取りができるかを実験しました。ベビーパウダーが最も適しているという結果に。

3Dスキャン④

<日本初?つららスキャンワークショップ>

札幌市資料館にできたつららや、バスの車体にできたつららなどを収集。3Dスキャナーでのスキャンの他、デジタルカメラを用いて360度を動画で撮影し、3Dデータ化を行いました。

つららアクセサリー

”溶けないつらら”を使って、イヤリングやピアス、ネックレスなどのアクセサリーをつくる試みです。

3Dスキャンしたつららのデータを3Dプリンターで出力し、アクセサリーのパーツを制作します。金具やビーズ等と組み合わせて、自由にオリジナルのアクセサリーを作ります。

2016年2月の「さっぽろ垂氷まつり」ではワークショップを開催し、一般の来館者の方にも制作を体験していただきました。

アクセサリー②
アクセサリー⑤

つららチョコレート

“食べて美味しいつらら”をつくります。

第1弾として、2016年2月の「さっぽろ垂氷まつり」の際に、「つららチョコレート」を制作に挑戦しました。

3Dスキャンで取得したデータをもとにシリコンでチョコレート型を作成し、つらら型のチョコレートをつくって販売を行いました。

つららチョコ②
つららチョコ
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